2008/04/27

書籍・佐藤優「日米開戦の真実」

最近、佐藤優氏の書籍をよく読みます。本屋でも割りと目立つ場所にあるので、手にとった方も多いと思います。

氏の書籍のかなりの割合はロシア、インテリジェンスなどにまつわるものだと思いますが、本書「日米開戦の真実」は珍しく英国・米国を意識した史実にまつわるものです。自分も学生時代世界史は割りと好きなほうでしたが、今回読むことでいろいろ考えさせられました。

アメリカがやってきて鎖国を解き、欧米においつき追い越せと富国強兵につとめ、朝鮮半島や中国へ進出していった結果ロシアと対立することになり、第一次大戦の後、次第に孤立していくという歴史。そして第二次大戦、終戦後の体制。

英国の帝国主義・植民地主義というのは教科書に良く載っていますが、意外と米国の「野心」というのは載っていないですよね。米国のスタンスが次第に変わってきた様、そして第二次大戦後も続く彼らの基本姿勢。(これはイラクでの戦いにも通じているという論調)

そういう話を、大川周明「米英東亜侵略史」という書物を読み解く形で解説しています。

書かれている事実・ロジックでところどころ難解なところがあるのですが、いろいろ目が覚める記述がありました。佐藤優氏は現代の外交問題を意識して本書を書き上げたと思いますが、私個人は自分の会社経営に投影していろいろ考えさせられました。国家外交と会社経営とでは随分隔たりがあるように見えるかもしれませんが、次のような関係性をもって当方は楽しく読ませていただきました。


ストラテジー⇔外交政策
アライアンス⇔同盟、協定
競争⇔戦争
ポジショニング⇔共栄圏、地政学
会社の存亡⇔国家の存亡

どう生きるべきかを考えるうえでテクニックや手腕も大切ですが、系譜を追ってそこから思想を学ぶことも重要だなと思いました。

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2007/12/27

2007年を振り返って

明日12/27が(いま入っているプロジェクトにおける)最終日です。
実際のところ、その会社は金曜日まで営業しているのですが、
当方は土曜日が法事であるため一日早く冬休みに突入するわけです。

さて1年の最後を締める一番重要なものは、会社の決算ですが
当方が健康で仕事をそつなくこなしている限り黒字になるはず
なので、問うべきはその中身(質)の話。

今年は年頭に初心表明をやっていたので、それをベースに総括してみたいと
思います。
http://depeche.cocolog-nifty.com/knowledgeyield/2007/01/2007_0adc.html


■仕事面

当初想定していた「SAP BWの海外拠点向けの展開のお仕事」は、2月に少々大きな
開発案件をリリースした後、3月にオーストラリアに一度出張に行って、4月5月と
後任の方などへ引継ぎをするなど割とマイペースにこなしていったように思います。
ま、このお仕事はトータル1年7ヶ月と、自分の中では割と長い期間やっていたお仕事で
自分のキャリアの中でもそれなりに大きなインパクトがあったと思ってます。

その後、6月から9月までの4ヶ月間でしたが、ユーザー側の参謀役として
とあるERP&BPR案件(経理財務領域中心)に参加してました。PMO支援の
ようなお仕事ですが、ITベンダー側のPMOやPMO支援とは違う奥の深さがありました。
この仕事を通して、ITベンダー側での付加価値の出し方と、ユーザー側コンサルティング
での付加価値の出し方の違いを再認識したように思います。(専門知識もさることながら
「いろいろな視点から多面的に考える」「一つの事象を徹底的に考える」「仕事をゼロから
組み立てて企画を作りこんでいく」とか。)


そして10月は人生初の1ヶ月ブランク期間。2週間ほど英語の武者修行がてら
海外で勉強してました。

11月からいまのジョブ。CRMの海外展開、またまたユーザー側の支援。CRMは
データウェアハウスはビジネスインテリジェンスの隣接領域と自分は思っている
のですが、業務プロセスやマーケティング・セリングのノウハウも必要になるため
自分にとってはずいぶん刺激的です。そしてロシア担当という任を拝命し
なんと12月中旬にはモスクワ訪問。BRICsと騒ぐことのことがあります、すごい
勢いを感じました。寒さも吹き飛ぶほどの活況ぶりで、クライアントのゴール設定も
高く、いきおいCRM(ERPを含んだ形)もそれなりに難易度高いものになり
来年以降がんばらないといけないなという状況。このお仕事は「海外展開」と
「コンサルティング領域」という2点をあわせ持っているという点で非常に
エキサイティングなジョブだと思います。

総括すると、1年の間で3つの案件をやるとともに1ヶ月のブランクを設けるなど
いろいろなことにトライした年だと思います。

■キャリア面

(1)会社の方向性
年頭であげたことを考えながら過ごした1年でしたが、まだボヤっとした状態。
文章に書きづらいところもあるのですが、この方面については正直及第点は
つけれないですね・・・反省。

(2)SAP関係
今年の特に後半は、あまりSAPには注力しなかったですね。むしろOracleEBSとか
ツールを問わずに、結局顧客は何を求めていて、その期待にどうこたえるか?
また現実的にはどういうアプローチでいくか?に答えるコンサルテーションに注力
したといえます。この手の業務コンサルやマネージメントコンサルのスキルは
今後もニーズとしてはありますし、高く売れるスキルだと思うのできちんと身につけて
バリューアップに貢献したいですね。
多少こじつけぽい補足を入れるならば、SAPが提唱するSOAの世界。これはパッケージ
の中での最適解ではなく、プロセスを設計して企業活動全体を最適化するというもの。
これをこなすには、プロセスデザインに加えてそれをドライブしていく力が必要。
当然ITベンダーの論理だけで通用しないところも多々あるので、ユーザー視点にたてる
コンサルタントの力量も必要になる。こういうシチュエーションになったときに、いま
やっていることがキャリアとして輝いてくるといいなというのが背景にあったりします。

キャリアは結果としてついてくるものであるとともに、デザインしていかないといけない、
そういう点では年初の思いと少々ずれていつつも、確実に手ごたえがある感じもある
あるので及第点をつけてもいいかなと思います。

以上

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2007/05/18

再び、ICネタで・・

弊社 Knowledge Yield,Inc. は法人ではあるが、実質自分一人が
戦力として働いているので、IC(independent contractor)にかなり
似たところが多い。

「コンサルタントがいかに快適に効率的に仕事ができるか」
「それを体言し、範を示そう」という強い思いで会社を立ち上げてから、
もう3年になろうとしている。

さていまたずさわっているプロジェクトを5月末で終えるにあたり、
次の案件を探すべくいろいろな人と会っているが、会社創業時の
思いを再確認すべくICをキーワードに世の中の様子を俯瞰してみたいと思う。

上司が正社員でなくなる日(1)
正社員だけでは限界、社外の個人と業務委託契約
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20070515/271056/?ST=biz&P=2

ICが失敗する20のパターン
http://www.kenzow.net/workstyle/2006/11/post_953e.html
内容としては「IC活用失敗体験―一緒に仕事をしてみて分かる特性」なので
ICを雇う側から見たパターンである。人のふりみて我がふり直せということで
チェック。

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2007/05/15

『イノベーションの作法』

久々に六本木ヒルズ49にあるアカデミーヒルズに行ってみた。なにかを勉強する気分ではなかったので、気が向いた本を手にとってソファに座る。

イノベーションの作法
―リーダーに学ぶ革新の人間学―
野中 郁次郎著
勝見 明著

「イノベーション」うんぬんというビジネス書は(自分の中では比較的)読まない類の本である。読まないを自分なりに分析すると、「実用的な知識の取得系でない」「異端の才能の偏執狂的なモーレツストーリが描かれる」または「アカデミックな観点からの視点が多い」

ま、正直、イノベーションなんてのは本を読んでどうこうという次元でないと思っているわけである。でもこの日はなんとなく実用的な勉強をしようという気分でなかったこともあり、意識を高揚させるアドレナリン的書籍を求めていたのかもしれない。

さて内容はというと、リーダーの生き方をいくつかの事例を交えながら語られている。基本的には「読み物」だけど、いくつか「まとめ」るパートがあり、そのいくつかでグっと来る部分あり。

●真善美の理想を追求しつつ清濁あわせのむ政治力
●(1) 理想主義のプラグマティズム(実用主義)
「天使のように大胆に、悪魔のように細心に
(2)場の生成能力
(3)知のリンク
(4)感情の知
(5)勝負師のカン

●マネジメントとは本来「クラフト(経験)」「アート(直観)」「サイエンス(分析)」の三つを適度にアレンジしたもの

●そして最後に描かれる「論理の限界」
(1)論理を通してみてもそれが本質をついているかどうか判断できない」「人間の論理や理性には限界がある」
(2)人間にとって最も重要なことの多くが論理的には説明できない
(3)論理には出発的が必要 ⇒「情緒」「形」
(4)論理は長くなりえない

言葉をピックアップしても本を読んでない人にはいまいち意味不明でしょうね(すみません)一番気にいった部分は(3)、とかく最近はロジカルなんとかが流行っているし確かに必要なスキルだが、イノベーションという観点からいうとそれだけでは足りない。

A⇒B⇒C⇒...⇒Z

AならばB、BならばCという論理は確かに重要だが、スタートであるAを作り出すのに必要になるものというのが本著で描かれているものである。著者はまた別の言葉でたとえている。

「顧客のために」:客観的、論理的
「顧客の立場で」:主観的、直感的

「顧客のために」というのは聞こえのいい表現ではあるが、当事者意識は薄く官僚的でありイノベーションは起こせない。顧客の視点から何が望まれるか?そのためには「あるべき姿」など主観的な哲学めいた思いが必要。職人肌の人のコダワリにも通じるのでしょうけれども、結局は「顧客の立場で」という言葉に言い表されるのでしょう。

世の中に「ソリューション営業」「コンサルティング営業」などいろいろな言葉が氾濫してますが「顧客のために」というのは顧客と対峙する自分という存在があるのに対し、「顧客の立場で」となると顧客と一心同体となってという感が出てきて、間違いなく清濁あわせもつ政治力とかも必要になってくるわけで、結局綺麗ごとですまない、野太い生命力・能力・情報収集力とかが重要ですよ。というがひとつのメッセージでしょうか。

世の中スマートに仕事を済ませたいというのが人間の心情でしょうが、顧客価値の提供・イノベーションという観点からいうともっと泥臭いやりかたで汗をかきなさいということでしょうね。あえて「作法」という表現なのもそれゆえでしょう。

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2007/03/02

グローバル化

「大前研一」という名前を聞いて皆さんどのような印象を持たれるでしょう?
人によってまちまちで、ときにはずいぶんとバイアスのかかった偏見を
持っている人もいる。強烈な個性・飛びぬけた頭脳で突出した目立つ存在
だから、もうそういうのは「有名税」なのだろうが、自分個人としては割りと
好きなタイプの人である。

最近こんなコラムが出ていて、興味ふかく読んだ。

日本企業のグローバル化に三つの問題点
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/column/a/69/

実際のところは三つどころではないぐらい問題が潜在しているような
気もするが、大前氏が分かりやすく三つと言ってくれているような
気もする。

自分もITという仕事を通して、世界に飛び出してビジネスしている
一流企業のプロジェクトに参画することがここのところ多いが、
本当の意味でのグローバルっていうのはまだまだだなーーと感じる。

昔、フォルクスワーゲン子会社のIT会社に所属していたが、そのときの
感覚こそグローバルなんだなーと思った。日本支社は東京と豊橋(愛知県)
にオフィスがあって東京側にはせいぜい30人ぐらい。支社長とアカウンティング
マネージャーはドイツ人。それ以外のコンサルタント陣もアイルランド人、インドネシア人
マレーシア人、韓国人、などなど。
たまにある会議はやっぱり英語。支社長はわざとかどうか分からないけど
綺麗で分かりやすい英語をしゃべって、コミュニケーションには気をつかっていたし
年頭に「みんな、何か改善案とかあれば、無記名でいいので書いてほしい」とか
で小さいメモをみんなに配ったり、いろいろなことを試行錯誤していた。

でも、社内にいる日本人スタッフのほうで少しシラケタところもあっって、
所詮俺たちは本社からみたら現地スタッフだしと割と否定的で一線をひく
雰囲気があった。自分もポジション上それをどうこうとする勇気がなかったし
、上役や周りの人を飛び越して支社長らと話すほど英語とかでディスカス
する度量もなかったこともあり結局は流されてしまった。


今からおもえば、もったいないことをしたと思う。せっかく本当の意味での
グローバル企業の末端に座っていてその真髄をあまり堪能できなかったのである。

2005年11月から商社のSAP Templateの海外拠点展開のプロジェクトに
参加させてもらってASEAN5カ国への導入が最近一息ついたところだが、
さすがに商社の海外拠点はグローバル度合いの浸透はすごいなと感じる。

一方、周りのいわゆる旧来の日本企業の海外における話を聞くとやっぱり
派遣された日本人社員と、現地スタッフとの間の壁があったりして、これは
まさに、自分がドイツ系IT企業に所属していたときのドイツ人と日本人という
構図そのものだったのだなーと思ったりもする。

その融和に必要なのは、英語力、異文化理解など相手を受け入れる寛容さ、
ビジネスにおける(上下の力関係を意識させない)徹底した議論する力、
もちろんそれを裏打ちする論理構築能力、そういうのをすべて包含する
人間力。全員が全員そうはいかないだろうけど、やっぱりグローバル企業に
おけるリーダシップを取る人は少なくともこれら要素を兼ね備えていないと
いけないと思った。ま、ここでは仰々しくいっているが、そういうのを持っている人
ほど、案外自然体できちんとできているというのが多いのも事実。


改めて、グローバル人材とはということで考えさせられました。

大前研一氏のコラム一覧はこちら。
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/column/a/index.html

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2007/02/28

2006年度決算締め

ばたばたしていましたが、ようやく2006年度の決算締めたあとの財務諸表の
PDF版をホームページにUPしました。

http://www.knowledge-yield.com/msg7.html

売上高は対前年比で1.2倍
経常利益は対前年比で4.6倍

地道に留保してきた利益をもとでに、中長期的視野にたった次の一手を
うっていきたいと考えております。

(しかし、法人税率というのは高いですね・・・)
なんとか捻出した利益の1/3強を税金で持っていかれるというのはなんとも
いえない気分。ま、それが会社という器を日本という国に置かせてもらう対価
なんでしょうけれども・・いやはや


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2007/02/16

ポストSAPがあるとしたら・・

いま入っているプロジェクトの人と、SAP R/3の未来ってどうなる?
なんて議論をしていて、話がいろーーーんな方向に拡散したのですが
案外面白いシナリオかもという未来予想が出たのでちょびっと投稿。

ただし、基本的には「当面、それなりに大規模の会社の会計ソフトの
デファクトはSAP R/3」というのは揺るがないと思ってます。

■未来予想

◎ネット受注などとのシームレスな連動
⇒SD機能のほとんどが外だしに

◎RFIDなどでモノとデータ(単価・入出庫日付・BatchNoなど)が一緒になって管理
⇒入出庫管理・鮮度管理が簡便、トレーサビリティ対応
⇒プラント・保管場所の制約からの解放
⇒品目コードの桁数からの開放
⇒ABCなど原価管理が柔軟に
 (プラントの制御系のようなイメージ)

◎PLMとの真の統合
⇒製造・設計・開発現場の変化

◎決済手段のSOA化
⇒ネット決済の加速、CMSなど機能性UP

◎"伝票"が特定のTBLでなく分散してサービスごと複数TBLに格納され
有機的にネット上で統合
⇒Table:BSEGに入っている必要性の薄れ
⇒金融取引・不動産はマーケットデータを正にして時価評価を直反映
⇒Intangible Asset もバーチャルながらも定量化される方向に
⇒サードパーティロジスティクスなど会社のコアビジネス以外の外だしが加速

◎国民背番号制(こういう言い方でよかったけ?)
⇒ユニークな番号体系が外部で整備されることによるコード管理の省力化
⇒外部サービスとの接続による給与支払い・経費清算や源泉処理の簡便化
 (SOHO,ICなど多様な働き手のニーズに対応)

◎企業及び個人の信用情報のネット上の相互交換
⇒与信管理の精緻化

などなど
R/3をエントリー系のシステムと考えると、ネット上に代替可能な
入力手段が存在するので後はデータの保存場所とそれをどう集約するかに
尽きるかなと。

とはいいながらも上記はあくまで、システム的にいろいろできることを
列挙したまでであり、会計にまつわる様々なルールがあったりもするので
そう簡単には情勢は変わらないでしょう。

アルビントフラーの「富の未来」にもあるように、時代の流れるスピードには
いろいろあって、システムで実現可能な要素・アイデアを100とすると
会計権威者などがルールをかえる速度は10とかだったりするわけで
当面このスピードの違いは埋まらないでしょう。ただいつの日かそのスピードの差を
埋める何かはいずれ生まれブレイクスルーするときが来るかなーーと。

この議論をした人はそれなりの年配ですが、90年代後半のPCやWindows95による
コンピューターの個への浸透、インターネットの爆発的普及などに直面したとき、
ホストを触っていた10年前からの激変ぶりに大変なショックを受けたようです。
同様のことがこの先の10年に起きても不思議はないというのが、その人の主張。

確かにIT面の進歩を考えると、10年というのはパラダイムシフトは数回あっても
おかしくないだろう、この点ではAgree

「ただしやっぱり会計という権威・ルールの世界とセットになったSAPは
はてどうなるだろう?」
「悲観的な見方と楽観的な見方とがありえるけど自分が生きている間にあるかも」
「突拍子もないけど面白そうだからBLOGに書いておくのも悪くないかな」

と思って書き始めたという次第。このBLOGを読んだ方々、どう思います?

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2007/02/11

アカデミーヒルズ&ロジカルリスニング

自宅で本を読んでいると(子供の世話もしないで・・・)という嫁からの
鋭い視線があったりして、落ち着いて本を読むことがなかったのだが
いろいろ苦言を言っている(ケンカになることも多々あり)と、自分の誕生日に
アカデミーヒルズ六本木ライブラリーの会員資格をプレゼントしてくれた。
(会員費の引き落としは最終的には自分の銀行口座なのだが・・苦笑)

アカデミーヒルズ六本木ライブラリー
http://www.academyhills.com/library/

アカデミーヒルズ六本木ライブラリーというのは、ホームページを見てもらえば分かるのだが
六本木ヒルズ49Fにあるライブラリースペース。新刊も含めたビジネス書や
アカデミックな本がそろっていて(借りることはできないまでも)自由に閲覧
可能というのはなかなかGoodである。なにより、見晴らしがよい。
眼前に東京タワーがずどんとそびえていて周囲を見渡すと、勉強熱心な
ビジネスパーソンが自由なスタイルで本を読んだりPCを操作している。

さっそく、手を取って読んでみたのが、船川 淳志氏の「ロジカルリスニング」
おそらく人によって感想は違うと思うが、なかなか興味ふかく一気に読み終えた。
書いてある内容のよしあし云々よりも、その書き手の感性にほれたというのが
正直なところ。

やっぱり、コンサルタントって人格者でないといけないよなーーと改めて思う。

もう少し船川氏のことを知りたいと思い、下記コラムをちょびっとずつ読んでいこうと
URLをリンク。

日本能率協会(JMAM)のコラム
https://www.jmam.co.jp/jinzaimm/inovate/index.html

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2006/07/17

国旗コレクション(マニラ)

昨年12月にきて以来、久々のマニラ。
今回は空港からホテルまでの道がすいすいで楽に到着。
(運転手いわく、日曜日の夜はそんなものらしい)
タクシーの中で音楽が流れているが懐かしいメロディー

Mr.Mister の Kyrie(キリエ)

(参考)キリエ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

自分が高校生のころは洋楽にはまってて80年代ヒットソングは
割と曲名が出てくる。タクシーの運転手にこの曲知っているか?
と聞くも「NO」と。そりゃそうだろうな。この運転手若そうだもんな。
多少、高校時代の感傷に浸りながらもあっとういう間にホテルに。

さて、本題。国旗コレクションをしときました。

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2006/06/05

国旗コレクション(クアラルンプール)

クアラルンプール(KL)の出張。
6ヶ月ぶりのKLだけど、今回の宿はなかなか快適。

Pacific Regency
http://www.pacific-regency.com/

Hotel Apartmentsで、インターネットも無料で使えるのがいい。。
無線LAN接続で最初にログイン画面がでてきてそこに
所定のIDとパスワードを入れればInternetにつながるという仕組み。

国旗をとっておこうと部屋からアクセスしたところ
オーストラリアの国旗が出てくる。このホテルが契約している
インターネットプロバイダがオーストラリアだということか?
いとも簡単に国境を超えてしまうのがネット系ビジネスのすごいところ。
マレーシアとオーストラリア遠くはないけど近くもない、不思議な感じ。

Kl

でもせっかくマレーシアに来ているのだから本当の国旗が
ほしいので後で出張先オフィスからGetします。(後ほど追記します)


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2006/04/17

TOEIC 5月からリニューアル

TOEICが2006年5月から新しくなる。
英語を勉強しないといけないなーと感じる今日この頃だけに
久々に受けてみようかと申し込みをしてみた。
写真描写問題が20から10になって、代わりにShort Talksが10問増える
というからヒアリングについては危機感あり。
ライティングについては文法語彙問題・誤文訂正問題がなくなって
代わりに短文・長文穴埋め問題になるらしい。これは吉とでるのか
凶と出るのか?いずれせよ読解問題が従来の40から48とふえて
いるので、スピードが要求されるのは間違いない。

公式認定証の発送1週間前に、インターネットで点数を
閲覧できるサービスも始まったということでさっそく試してみようと思う。

なお、今回のTOEICで個人向けをインターネット登録する場合に限り
6615円が6000円になるようだ。

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2006/02/22

国旗コレクション(シンガポール)

今日2/22(いまは未明だけど)からシンガポールに行ってきます。
今回の出張は現地2泊、夜便で帰国というまずまずの長さ。


ところで。。昨年12月にタイにいったときにアクセス拠点の国旗を貼り付けたBLOGを
載せましたが、これを恒例化しようともくろみ中。今年になってからシンガポールと
タイに行ったのですが、シンガポール分は1月にGETしたので載せます。
SPR

残るは、マレーシア、インドネシア、フィリピン。
海外展開は行くまでの準備が大変だったり、現地でのハプニングがあったりと
それはそれでエキサイティングな仕事ですが刺激がある点では面白いものです。
(結構冷や汗かきながら仕事してたりするのですが。。)

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2006/01/11

新年そうそうですが、違反者講習の話を

新年あけましておめでとうございます。

BLOG更新が停滞がちで、新年の挨拶もすっかり遅くなってしまいました。
新年早々のおみくじで「大吉」がでて幸先のよさに感動した正月から
早10日経過。すっかり仕事モードに突入中。

1月中旬から2月に行うセッションにむけて資料作成もしないといけないなと
心に鞭を入れる今日このごろ。セッションは討議方式なのですが3時間×2コマ。
構成をどうするかなど頭を悩まします。

さて話は変わるのですが、2点ほど最近の出来事を。

1.プロジェクトで再会

ひとつ前のプロジェクトで一緒に仕事をしていた人が、同じプロジェクトで
また再会。厳密にいうとチームが別なのですが、席もすぐ近くでして
廊下ですれ違ったときに「あれー、なにしてるの?」とお互いに。
前のプロジェクトは自分のほうが先に出たのですが、次どの仕事を
やるかとかは口にしないものですし(守秘)、自分が引っ張って呼び込んだ
わけでもなく再会するのは本当に偶然としかいいようがないです。

なにはともあれ、ランチ仲間ができて嬉しい限りです。

2.運転免許証の切り替え

あいかわらず優良ドライバーになれずに2時間の講習を受けることに。
いわゆる違反者向け講習(*1)ということで、卑屈な言い方すると
「社会の規範も守れないやつらを校正・再教育する講習」ということ。
むかしむかし本当にそういう言い方をする講師がいてかなり「感じわるい」
人だなと思いましたが、確かに事故とかを起こすと被害者からはそういう烙印を
押されるよなと思うと妙に神妙な気持ちになって2時間恐縮して話を聞いたものです。

そういうトラウマを持つ自分ですが、今回は気持ちのいい講習でした。
おそらくこれは講師の人の弁舌によるところが大きいのでしょう。
ビデオ上映の20分を除くと実に100分あまり弁をふるうわけです。
話の構成の巧みさもさることながら、声のトーンやテンポ、あと会話の
流れが見事でした。講習会場を見渡すと老若男女いろいろでおそらく
100名以上の人がいたかと思います。そんななか全員の関心を
ひきつけるのは容易なことではないと思います。仕事のプレゼンだって
政治家の演説だって聴衆をある程度想定できたりまたターゲットを絞るもの
ですが、違反者講習に来る人たちは本当にいろいろです。
そういう中ひきつける話のできる講師というのは尊敬に値します。
もちろん何度も何度もやっている賜物でしょうけど、プレゼンという点で
大いに参考になりました。

*1:2時間の講習は、違反者と初回の人を対象にしたものなので全員が全員
違反者というわけではありません。

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2005/10/01

成果主義、利益配分(ミスミの単黒ボーナス制度)

個人と企業との関係は重要である。有名なミスミの例で考えてみよう。

ミスミの特徴は、単黒ボーナス制度である。

ミスミ
http://www.misumi.co.jp/

年収6300万円プレイヤ田中さんの視点
『Works No.44 機能する「成果主義」』 2001. February-March
http://www.works-i.com/pdf/wn44p22.pdf

これぐらい成功報酬を弾まないと、成果主義は機能しないのだろう。

BBT 757ch で川上氏は次のように言っていた。(スライドがまだ公開されていないので多少間違いがあるかもしれない。不確か情報でコメントをする点すみません)
http://www.bbt757.com/servlet/ShowSummary?prg_id=6566

達成動機×成功確率×成功報酬 - 失敗なんとか(失念)×失敗確率×失敗の影響度

が人を動かすのだと。成功してもたかだか知れた報酬では人を動かす力にはならない。どんな仕事でも成功と失敗の確率はある程度の割合で存在する。人は成功した場合の報酬と失敗した場合の影響度も加味した形でリスクを評価している。だから「ニンジン」とか「アメ」のような単純なものではモチベーションをコントロールできない。この話から派生してひとつ面白い例を紹介していた。「動機付けを内的なものから外的なものに摩り替える」という例としてこんな感じのことを言っていた。
精神論的なハッパ(内的)をかけても駄目な組織において、いったん金銭的報酬(外的)でモチベーションを高め成果主義の枠組みが浸透すると経営環境が変換して多少の業績ダウンがあっても「成果を出して高い報酬をもらうときもあったのだから、こういうときもあるのだろう」という意識になるようだ。つまり動機付けの尺度が、内的なものから外的なものにすり替わったという。
なお、成果主義という外的要因の刷り込みを定着させるには、「成果を出せば高い報酬を得られる」というモデルを共有させることだと。つまり成果主義を導入するならば、業績がイケイケドンドンのときでないとジリヒンになりかけのときに導入すると無意味であると。




田口弘(株式会社ミスミ相談役)インタビュー記事
http://www.j-wave.co.jp/original/makeit21/cgi-bin/moversshakers.cgi?action=guest&date=20020727

1億円稼ぐ社員もいます。あの、ちょっと難しく言いますと、「会社と個人との関係」なんですね。これから会社の概念は根本的に変ってくると思うんです。従来、会社のために個人があるという意味であらゆるシステムができていたわけですが、これから新しく出てくる企業は、個人のために企業がある、というふうに変っていくんだと思っているんです。

個人のために企業がある』この言葉がいいですね。当たり前のようだけど、そうじゃないのが現実ですね。自分が独立して会社を作ったのも、結局、個人のためにどういう組織が望ましいのか?という問いかけから。つまり企業のあり方に対しての問いかけであったわけです。ミスミの例を見ると、案外企業内ベンチャーもすてたものではないなという感想もあり。

ミスミで働く人の意見も含めた次の分析レポートを見ると、世間一般の成果主義よりも優れていることを示しつつ多少の課題もあるということ。

成果賞与としての利益配分制における課題 (2001年11月29日)
http://www.fbc.keio.ac.jp/internship/result/2001/akao.pdf

とはいえ、おおむねミスミの成果主義は成功といえるのでしょう。ここで重要なこと、では他の日本企業の成果主義はどうなのか?こんなページがあります。

成果主義の迷走
http://www.1nextsociety.com/mailmag/m20040304v0014.html

つまるところ、人事部門が行う評価制度だけでは片手落ち(というか全然だめで)、企業全体における戦略と組織論と同期が取れていないといけないというわけです。(これまた当たり前のことですが)



さて、最初の「田口弘(株式会社ミスミ相談役)インタビュー記事」ですが、成果主義の話以外にいろいろ興味深いことが書いてあります。

「プレゼンテーション能力が将来を左右する」とも書いています。
私どもの会社では、年間おびただしい数のプレゼンテーションをやっているんですが、これはきれいな表やグラフを造れる能力のことを言っているのではなくて、人に訴えるような人間的なスキルのことです。プレゼンテーションはうまくやろうとせずに、仕事への情熱や人間性が大事だと思います。

これもいいですね。表やグラフはきれいだけど、「あれ、これどこかで見たような。。もしかしてパクリ」というプレゼンは作り手の熱意が伝わらないですね。


「嫌いな人間は好きな人間より多くのものを与えてくれる」
嫌いな人と仕事をするには、自分が変わって行かなければいけないし、自分が成長しなければ、ならないんですね。ですから、嫌いな上司の下にいる人のほうが成長するチャンスはあるんです。ですから、苦しい状況をチャンスに変えられる人が成功しますね。

これも非常に含蓄あります。



あと余談ですが、ミスミのホームページ・ニュースリリースにこんなのがありました。ささいなことかもしれませんが、顧客や社会との接点を重視する姿勢の表れだと思います。その真摯な姿勢に敬意を払います。

ノートパソコンの盗難による顧客情報の紛失に関するお知らせ
http://www.misumi.co.jp/news/misumigroup/news_050927.html

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2005/09/29

金融機関口座の統合(アグリゲーションサービス)

遅ればせながら(案外そうでもない?)アグリゲーションサービスを利用し始めました。たまたま東京三菱が「アンケートに答えれば謝礼を出す」ということを書いていてせっかくだから試してみようかと思い申請。アグリゲーションサービスとは、複数の口座(主に銀行・証券・クレジット会社)をひとつの画面で統合することで、その人の資金管理を便利にする仕組み。

MTFG NET PLAZA 口座一覧管理サービス
https://www.btm.co.jp/mnp/

口座一覧管理サービス 体験ツアー
https://www.btm.co.jp/mnp/taiken/index.html

さて今回試したところ、東京三菱の口座だけでなく、UFJ銀行、みずほ銀行、マネックス証券、E-Trade証券などを一つに統合することができました。最初のログイン画面は東京三菱のパスワードなのですがその認証ひとつで他の金融機関の口座残高や明細が見れることはかなり便利です。あくまで残高や明細の参照だけでして隣りに見えている他行口座への振込みなどはできません。(これが出来るとかなり便利なのですがね)ま、それは仕方ないことでしょう、それぞれは本当は独立したシステムですから。

東京三菱からすると、複数口座を1画面で統合することは顧客満足につながるとはいえ、ただ単にそれだけが目的でないはずです。狙いは「トータル資産が全体でどうなっていて比率的にもう少し投資信託などにしたほうがいいですよ」とか考えてもらうよう仕向けたいということでしょう。(本音をいうと他行の口座残高がどうなっているとか把握したいでしょうけれども、さすがにそれは許されないかと。)

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2005/09/25

地雷プロジェクト

自分が巡回するBLOGに最近なんともいえぬ空気が漂っている。ま、BLOGなんていうのはガス抜きの場のような要素もあるのでそんなものかもしれないが。。。

でも、面白いので引用させていただく。

地雷プロジェクト
http://www2.gol.com/users/gowild/essay/86%20mine%20projects.htm

とほほはすすむよどこまでも
http://d.hatena.ne.jp/ftmoon/20050924
[雑感][SAP]契約 なんというか・・・
http://d.hatena.ne.jp/ftmoon/20050822/1124715278

自分の変化
http://modify.dip.jp/mt/archives/2005/09/post_284.html#comments
ちょびっとですが私めのコメントも付けてます。



傭兵であるための心がまえとして「PJに感情移入しすぎないよう」にしてます。与えられたミッションによると思いますが、基本的には正規軍隊である人たち(いわゆるサラリーマン)とは違うんだと言い聞かせること。「あくまで正規軍隊にはなれないんだ」ということ。普通のサラリーマンだといろいろルール(有給の数、出退勤管理など)で縛られたり利益が搾取されたりという構図から開放されることの代償でしょうね。。

イメージ的には漫画エリア88の傭兵の気分です。戦場で死なないよう仕事を選ぶところも好きな描写です。ま、漫画の中でたくさんの人がお亡くなりになるわけですけど、飛行機ならぬいままで武器にしてきたITとともに死ぬならやむなし、かなと。

自分もときどきは正規軍隊に戻って大きなオペレーションをやりたいと思うところもありますが、独立開業したときの初心に立ち返って考えるようにしてます。(少なくとも3年以上は初志貫徹したいとは思ってますが..)shino-sanにとってはそういう逡巡の後いまそういう境地にいたっているのかもしれませんよね。

結局立ち位置の話なので、個人個人の考えが色濃く出るでしょうけれども、とある一人の思うところというところでコメントさせていただきました。



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2005/09/15

Google PageRank = 10 のサイト

いきなり面白い表を。2005年8月時点のGoogle PageRankが10のサイトである。
GooglePageRank10

元ネタはこちら。他にも似たような統計を出しているサイトはある。
http://www.suchmaschinen-optimierung-seo.info/pagerank.html

Googleで検索結果上位に表示されるためにはPageRankを高めないといけない。2005年9月15日現在このBLOGサイトはPageRank=3である。欲をいうとPageRank=5はほしい。

SAP BWなど経営分析システム導入のナレッジイールド
http://depeche.cocolog-nifty.com/

ではどうやれば高めることができるのかというとPageRankの高いサイトから参照されるなどいわゆるSEO(SearchEngineOptiomization)を意識する必要がある。SEOを手がける業者はたくさんいて玄人にお願いしたい誘惑に駆られるが、とりあえず今のところ自分でいろいろ試行錯誤をしてみようと思っている。

PageRankのアルゴリズムを具体的に書いてくれているサイトもあるが、素人の自分にはどうにも難解だし、読んで理解できたからといってSEOを飛躍的に高める何かを持ち合わせているわけではない(おそらくその境地に達してきたらSEO業者と同等なんだろう)。個人レベルではせいぜいHTMLレベルで最適化(ものによってはスパムと呼ばれるものもある)するぐらいしかできないだろう、というのが私見。

Google の秘密 - PageRank 徹底解説
http://www.kusastro.kyoto-u.ac.jp/~baba/wais/pagerank.html

さて最初の表に戻ると、日本のサイトでは慶応大学がPageRank10で堂々の21位であるYahooJapanのトップページでさえPageRank=8であることを考えると立派なものである。もっとも慶応大学といえば村井教授がすぐ出てくるぐらいインターネット分野での草分けなのでPageRank=10において不思議ではないのだが、その他の有名大学と比較してみるとかなり面白い。一種インターネット世界での地価のようなものである。

東京大学 PageRank=9
http://www.u-tokyo.ac.jp/ 

京都大学 PageRank=7
http://www.kyoto-u.ac.jp/

慶応大学 PageRank=10
http://www.keio.ac.jp/

早稲田大学 PageRank=8
http://www.waseda.jp/

一橋大学 PageRank=7
http://www.hit-u.ac.jp/

ふと思うこと。慶応大学の卒業生でなんらかの方法で自分のサイトに誘導できれば、PageRankがUPするかも。真実はいかに?

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2005/09/11

難解な言葉の連発・

波田陽区じゃないけど、たまには斬り捨てたいときがある。

■難解な言葉の連発

Web Conference 2005 for IT テクノロジー
http://nikkei.hi-ho.ne.jp/webconference2005/index.html

難解な単語を使いすぎ。文章のかなりの割合が漢字とカタカナだ。漢字がたくさんあると論理的であるかのように見える。カタカナは英単語の代替という感じ。IT業界において悪しき風習の3文字英字も頻発する。さて文章の中身はというと問題提起から結論にいたるロジックや根拠となる数値が希薄である。(注:すべての記事がそうであるというわけではない。)

たとえば「新しい技術でこんなことができるようになります」という論調があるが、「これまでなぜそれが出来なくて今回それができるようになった理由はなぜか」が一番気がかりでありロジック上重要なところである。簡単にいうと長所と短所がどうシフトしたのか?なぜシフトしたのか?いつシフトするのか?ということである。そういう議論が示されない状態でキーワードが先行すると、漠然としたことしか伝わらないことになる。(誰を読み手に想定していたのだろうか?)

限られた紙面の中だとはいえ、論理の飛躍になるような大きな風呂敷を広げるくらいなら、もう少しフォーカスしたネタにするべきかと。自分のBLOG記事も暴走することがあるので、自戒の念をこめてコメントしてみた。

ちなみに私が書いている記事のほとんどは、SAPやBWをキーワードに訪問する方々をターゲットにしている。それゆえ、非ターゲットのかたがたにとっては単語は難解かもしれない。しかし論理を展開するロジックについては破綻しないように文脈の前後に注意して書いているつもり。いちおう、この場で釈明しときましょ。


■単純明快だけど、実務的には困る「とりあえず」

最近、嫌いだなと強く思った言葉がある。それは「とりあえず」。実務をやる上では、即決できないことは多い。そのため意思決定を先送りすることが望ましいこともある。また担当者同士のコンフリクトを避けるうえでも便利な言葉である。でも。。。

「とりあえず、こうしときましょう」
「とりあえず、それは置いておきましょう」

「とりあえず」の根拠はなんなのだろうか?
また「とりあえず」先延ばしにされた懸案とかは、いつ解決されるのだろうか?

ロジカルじゃない話には頻発するキーワードの一つだ。



上であげた2つを結びつけてどうこういうつもりはないが、2つから感じる違和感。これはなんだろう。問題提起にとどめてこの記事をクローズする。

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2005/09/02

ITサービスに「鬼十則」を

ちょっと愚痴をいいたい気分だが、のんべんだらりと書いても読み手に何の役にも立たないので含蓄の深い言葉をまじえながら愚痴をいきましょう。(いいたいことは、IT関係の人たち、もっとサービス精神を身につけましょうよ ということ)

割と有名な言葉だが、電通「鬼十則」というのがある。



1. 仕事は自ら創るべきで、与えられるべきでない。
2. 仕事とは、先手先手と働き掛けて行くことで、受け身でやるものではない。
3. 大きな仕事と取り組め、小さな仕事はおのれを小さくする。
4. 難しい仕事を狙え、そしてこれを成し遂げるところに進歩がある。
5. 取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは……。
6. 周囲を引きずり回せ、引きずるのと引きずられるのとでは、長い間に天地のひらきができる。
7. 計画を持て、長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、そして正しい努力と希望が生まれる。
8. 自信を持て、自信がないから君の仕事には、迫力も粘りも、そして厚味すらがない。
9. 頭は常に全回転、八方に気を配って、一分の隙もあってはならぬ、サービスとはそのようなものだ。
10. 摩擦を怖れるな、摩擦は進歩の母、積極の肥料だ、でないと君は卑屈になる。


本質を突いているのでビジネスにたずさわる人は「まさにそうだそうだ」と言うと思うが、「これぐらいの真剣さで仕事に取り組んでいるのか?」といいたくなる人が多いのがIT業界。あえて最初に弁護しておくと、「鬼十則」は電通という広告ビジネスのドンのような会社から生まれた言葉であり、おそらく営業マンに向けての叱咤激励の言葉であり、これをそのままテクノロジーをサービスに変換させるビジネスの情報サービス業に適用させるのは無理があるかもしれない。ただテクノロジーと広告の違いを情状酌量として考えても、「IT業界の人、現在の状況をもっともっと真摯に受け止めて対応を考えない」と産業として発展しないぞと言いたい。(もちろん、自分にも言い聞かせながらだが、業界全体がそうならないといけないだろうからあえて苦言をいっている)

1. 仕事は自ら創るべきで、与えられるべきでない。
2. 仕事とは、先手先手と働き掛けて行くことで、受け身でやるものではない。

IT業界というよりもむしろ情報サービス業界というほうが正しいが、会社の中の職制としては「営業」「営業支援」「技術支援」「設計・開発」というような感じになっているのではなかろうか。そして言葉どおり「営業」だけやっている人の比率というのは案外少ない。ではそれ以外の人はというと確かにクライアントとの打合せに出たり営業支援をしたりと『仕事を自ら創る』という側面に触れてはいるが、全身全霊かたむけて注力しているかというと案外そうでもない。技術革新と背中あわせで技術キャッチアップだけでも精一杯という事情もあるが、仕事は増えてもそれほど喜ばないという風潮がある。(給料が増えない場合はなおさら)
簡単にいうと、真のサービス指向型になっていない。コンサルティングを標榜する会社が増えてはいるが、名前負けしている会社が多いのも事実。でも、これからの情報サービス業界、競争が激化し本当の意味での質の勝負になるので実体の伴ったサービス指向の会社しか生き残れないはず。淘汰されるはず。
組織全体の話をしてきたが、それを構成する個人個人がそういうマインドであることがなにより重要

3. 大きな仕事と取り組め、小さな仕事はおのれを小さくする。
4. 難しい仕事を狙え、そしてこれを成し遂げるところに進歩がある。
7. 計画を持て、長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、そして正しい努力と希望が生まれる。

3.と4. はイケイケドンドンの電通カルチャーらしい言葉であるが、その裏で「緻密さ」と「全体を俯瞰する眼力」も要求される。なにより警鐘をあげるべきは、緻密さをあわせもたない挑戦。それはただただ無謀である。ITプロジェクトでいうと、緻密なスケジュールプラン・リソースプランがない状態での提案・受注は無謀だ。(もちろん不確定因子はあろうから幾分かのバクチ的要素を伴うことは重々承知)言葉でいうと平易だが「緻密さ」を身につけるのは大変である。
ここでいいたいのは、日々「緻密さ」を磨きつつ、いざ営業という局面にたったとき大胆な一手を打てることが重要ということ。情報サービス業はトークをする「営業」と最終的に緻密なプランを立てる「プロジェクトマネージャ」が別物であることに本質的な問題がある。分業という観点ではやむなしだが、ベクトルが違いすぎているケースが多い。

5. 取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは……。

プロジェクト途中で「このスケジュールでは無理です」「それはできません」とか『泣き』を入れる人が多いが、そういう人にこの言葉はぴったり。(ま、これはおそらく電通営業マンむけの「なんとしてもお客を落とせ」というときに使う言葉なんでしょうけどね)

6. 周囲を引きずり回せ、引きずるのと引きずられるのとでは、長い間に天地のひらきができる。

これを割と実践しているのがACに代表されるITコンサルティング会社。ERP導入など複数の利害関係者が関わるプロジェクトではまさにこの言葉どおり。引きずられる情報サービス会社の人たち、それでいいんですか?といいたくなるが、「人間、支配する人、される人」2種あるから仕方ないかも。でも引きずられる側にまわるのならば、あんまり文句はいうべきでない。物理のエネルギーでもそうだが引っ張る側はそれだけのエネルギーが必要である。また引っ張る側はビジネス上の責任を伴って仕事をしているわけである。言われたとおりやるだけの立場にさんざんいた挙句雲行きが怪しくなると急に「それはできない」とか言い出す。お金を出しているクライアントに大見得きってそれいえますかと。「できない」という言葉の重みをかみ締めていってほしい。(もっとも、技術を知らないやつらが勝手に「できるできる」といったことについてはその限りでないが)

8. 自信を持て、自信がないから君の仕事には、迫力も粘りも、そして厚味すらがない。
9. 頭は常に全回転、八方に気を配って、一分の隙もあってはならぬ、サービスとはそのようなものだ。
10. 摩擦を怖れるな、摩擦は進歩の母、積極の肥料だ、でないと君は卑屈になる。

これはコミュニケーションにまつわるところ。8.の「自信」についてだが、情報サービス業どうも自信がない人が多い。テクノロジーを扱う以上、自分の知らないことが多少なりともあるのは当たり前だが、なにかひとつ「これなら負けない」という分野を築くことが必要だ。履歴書で申し訳程度に書く資格の話ではない。たとえばDB設計ができるというなら「大手企業のエンタープライズデータベースを再構築できる」というぐらいの自信がほしい。自信と実力は微妙に違う。東大を受験するために必要な「自信」とその「実力」のようなものだ。極端な言い方をすると合格率(「実力」)80%ぐらいで「自信」はついてくるわけであり100%と隔たりがあるとはいえ、「自信」があれば「東大を受験するんですよ」というぐらいはできるはず。実際にできるかどうかはやってみないと分からないかもしれないことは多いが、それを言葉にして恥ずかしくないぐらいの域にせめて30歳前半ぐらいには達しているべきだ。

10. だが、プロジェクトにおいて利害関係の異なるチーム同士の会合というのは摩擦だらけだ。どうもIT関係者は技術指向の人が多いせいか人と人との摩擦は何の役にもたたないとばかりに、回避回避へと流れる傾向にある。技術分野であっても本来譲歩してはいけない領域とかはあるものだ。たとえばDB設計において妥協すればどんどん汚いTBLができあがる。結果プログラムで(本来不要であった)ロジックを書くはめになる。確かにそれはそれでひとつの解決策だが、顧客視点にたったとき正しい姿から乖離してしまうのは本当はよくない。またプロジェクトを進めていくことは意思決定の積み重ねだが、要所要所で本来クライアントのお伺いを立てないといけない選択というのがあるものだが、それを諮ることなく勝手な解釈で判断しているケースも見受けられる。スケジュールをクライアントの了承なく書きかえたあげく、「たしかこんな感じで承っていたかと思いますが」と、すっとぼけるなどはほとんど犯罪だ。クライアントから見えない世界/見てない世界では妥協が横行しているわけである。その妥協で必要となった工数というのは意味不明である。もうほとんど欠陥住宅と同じである。住居が生活に不可欠なのと同様、情報システムが企業活動に必要ということで、需要がゼロになることはありえないが、縮小していくマーケットのなかそういうやりかたをしていると淘汰されるに違いない。


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2005/08/29

法人税・住民税の中間申告

ちょっと毛色を変えて、税金の話題を。。

小さいながらも法人格として仕事をしている以上、税金というのがついて回ります。
ここ数ヶ月、法人税・住民税などなんだかんだと納税していきました。
(会社のお金以外にも、自動車税、住民税など個人ベースのものもあったので、見た目にはどんどんお金が消えていくような感覚でした)


とはいえ、会社設立して1年ちょっと、ということでようやくお金にまつわる1サイクルを理解するところまで来ました。前の会社で社長が経理の人間に「A銀行からB銀行にお金を移しといて」と指示したり短期の融資を受けていたりなど、いわゆる資金繰りの大変さ(面倒さ)をそばで見てきたのですが、こういうのは自分自身が経験しないとどうもしっくり来ないようです。(少なくとも自分の場合は)これからも税理士さんのお世話になるとは思いますが、自分でも可能な限り知っておきたいものです。

■関連サイト
中小法人&SOHOの税務・経理応援サイト
http://homepage2.nifty.com/kskt/index.htm

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2005/08/23

アクティブラーニング

BBT757 ch を見ていて、「ほほう」と感心する番組をやってた。
アクティブラーニングの羽根氏の番組で1時間×3回。深夜でしたがあっというまに見終わり、その頭に残る指導法にすっかり魅了されてしまった。

もう少しいろいろと知りたいと思いネットで検索してみた。

アクティブラーニング
http://www.als.co.jp/index.html

『明日のための』起業・独立講座
http://www.dreamgate.gr.jp/up_program/tommorow/index.php

独立力・養成講座
http://entre.yahoo.co.jp/contents/yousei/backnumber.html

最近、人間の脳を最大限使うということに着目する書籍や特集がなされることは多いが、どうも紙で説明されるよりもTVとか講演会とか五感で受け止めるほうがより効果が高い。インターネットで前述記事を読むのもいいが、一度この方のお話を聞いてみるのがいいなーーと思った。

おおたアントレプレナースクール
~だれでもできる「起業力」育成道場 応用編~受講生募集のお知らせ
http://www.pio.or.jp/news/2005_06/20_semi/index.htm

これ、エントリーしてみました。
もしこの記事を見て「俺も参加するよ」という方いらっしゃれば、当日よろしくお願いします。


■関連サイト

アスプロ(AsuPro)
http://gijutsu.jp/

アクティブラーニング的生活
http://blog.livedoor.jp/neeseeds/

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2005/08/09

企業の戦略的意思決定とリアルオプション

卑近な例かもしれませんがリアルオプションを想起しやすいものとして、「転職するかいなか」の意思決定があるかと思います。

「いま転職するか?あと一年待って転職するか?」誰しも一度は考えるのではないでしょうか?一年待つかどうか左右する要素としては、転職市場における自分の評価(『いまならまだ希少価値で売れる』)やROI(『もう少し今のプロジェクトでスキルアップしたほうが将来的に見るとリターンが大きい』)などがあるかと思います。
こういう不確実性を加味して待つべきか待たざるべきかを定量化させるものがリアルオプションです。(ちょっと飛躍しているかもしれませんが)

自分は以前金融工学からみのソフトウェア開発に1年ぐらい手を染めていたこともあり、オプション理論の入門レベルぐらいまでは知ってましたが、そのオプション理論を非市場取引商品である天候デリバティブや意思決定理論に持ち込んだのがリアルオプションですが、当時は言葉の定義ぐらいしか知りませんでした。
プロジェクトファイナンスではDCF法などが一般的ですが、あくまではそれは現時点の意思決定に有効ということであって、将来へ意思決定を遅らせることによるオプション価値をどう評価するのか?ということにDCF法は十分な解をもたらせてくれない、では実際のところどうなのだろう、ということで筑波大学のセミナーを受けてみました。幸い筑波大学にとっては試行ということもあり、大盤振る舞いの無料でした。(感謝)

筑波大学エグゼクティブディベロプメントプログラム
「企業の戦略的意思決定とリアルオプション」コース
http://www.gssm.otsuka.tsukuba.ac.jp/edp/fa.html

興味深いと思ったところを(自分なりの言葉で)ピックアップ

★金融商品においては金利・為替レートの大小など「実行するべきかどうか」が明白であるが、意思決定におけるリアルオプションでは「そのとき取った判断が、正しくない可能性がある」ということがある。

★本来、オプション価値がマイナスにも関わらず「ボラティリティ(不確実性)を少しいじることで」プラスに転じさせることで、意思決定の後伸ばしという恣意性に合理的な説明を与える可能性がある。

★ゲーム理論も場合によっては意識する必要あり。⇒競争相手がいると単純にオプション行使できない場合が多い。市場や競争相手の状況もウォッチしておく必要がある。

★「リアルオプションは戦略に従う」

★リスクにこそビジネスチャンスがある。
★他社より上手に損失を減らすことができるなら、ヘッジしないほうが得
★通常レベルのヘッジコストとの差は利益源
★自社に管理能力がある領域であれば、損失を低く抑えられるかもしれない。
★リスクへのエキスポージャが利益機会を生み出す
★能力があれば、不確実性はむしろ価値の源泉



マイケル・アイズナー(元?ウォルト・ディズニー会長)の言葉の引用が感銘深かったです。

『創造的活動には多少の遅れを許容している。遅れには二重の効果がある。第一はアイデアを温める時間、つまりアイデアをじっくり煮詰め、編集したり、改良する時間ができる。第二に、すぐに行動に移さないことで事業を取り巻く状況を正しく理解できるようになる。』

まさに、おっしゃるとおりです。



まったくの余談ですが、このセミナーに、金融ディーリングソフトを作っていたとき隣で仕事をしていたMさんも参加してました。この前Wさんの送別会であったばかりとはいえ、思わぬところでの会合に「みんな勉強熱心だな」と自分への檄とともに思った次第。


■関連資料
日本の企業にも「モンテカルロシミュレーション的意志決定」が求められるようになるのか?
http://www.tez.com/blog/archives/000292.html 2 Sep 2005 追記

ゲーム理論で高める意思決定力 (McKinsey &Company)
http://www.mckinsey.co.jp/articles/2002/01/20020101-5.pdf


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2005/08/07

「将棋の対局」とペアプログラミング

昔”手作りシステム”を作っていたとき、Java言語、オブジェクト指向、デザインパターンとか、ま、いまでも潮流として残っているのをかじったことがある。「xp (エクストリームプログラミング)」や「ペアプログラミング」という言葉は当時から存在したが、次のBLOG記事を感心してよみつつ旬ものということで当方もコメントしてみたいと思う。

[近藤淳也の新ネットコミュニティ論]
開発者が楽しく仕事できる環境とは
http://blog.japan.cnet.com/kondo/archives/002275.html


プログラミングを分類するなど畏れ多い気もするが大まかに次の4つにわけてみた。

(1) 最終目的が特定されておりそれを実現させるプログラミング
(2) オンライン対話型アプリのプログラミング
(3) 再利用可能なモジュールを作るプログラミング
(4) OSやネットワークなどインフラ的なものを作るプログラミング

なんか抽象的すぎてわからない、というご指摘を受けそうなので、自分が思う具体的なイメージでいうと。

(1) アドオンプログラム、帳票プログラム、バッチプログラム
(2) 通販サイト、オークションサイト
(3) 金融工学計算エンジン、BOM原価計算エンジン、需要予測エンジン
(4) Windows,Linux,MailingListの仕組みなど、最近だとBLOGの仕組みなど

自分なりに思うペアプログラミングに適用したほうがいいだろうなと思うのは(3)(4)の2つです。
通常プログラミング作業に入るまえには、それなりの設計フェーズがあります。設計では「これこれを実現したい」とあり、それを実現するのがプログラミングということなのですが、「裁量もって自由にどこまでエレガントにできるか」の余地が大きいのが(3)(4)だと思うわけです。

■将棋の対局

さて「将棋の対局」ですが、棋士が勝つためにお互いあの手この手で「これで、どうだ!」「じゃ、こっちはこう切り替えして」という全知全能を尽くして知恵を絞るわけです。そこには彼らの過去の経験とともに、普段から努力して研究してきた過去の棋譜から、最良と思われる解を出して一手一手出していくわけです。そして対局終了後の棋譜はそれ自身芸術であり、後世に残されていくというわけです。
見るものからするとどちらが勝つかということも興味ありますが、その美しい対局を見れるということに魅了されているのかもしれません。

プログラミングの世界はこれに似ていると思います。プログラミングは目的(やりたいこと)や制約条件(少なくともここはこうしてほしい)などは提示されたうえで、あとはそれをどうコード化していくのか?という仕事です。
このコード化の部分は非常に自由度は高いゆえ、知的創作性の差が如実にでるといえます。コーディングの美しさは文学の言い回しにも通じるものがあります。文学は言葉という多彩な色合いを使えますが、プログラミングはきわめて少ないワードの中できわめて抽象的な文章を書くという点で大きく特徴的です。この部分において棋譜と似ていると思うわけです。その特徴があるゆえ「将棋の対局」という方法に近いペアプログラミングも有効なのだと思います。

もっと簡単にいうと、ペアプログラミングをしている様子は「将棋の対局」そのものに見えませんかね

従来は設計者が設計者の考え方で「図面」を分割し、それをプログラマさんがコード化してました。プログラムの再利用を考えない限りにおいては、各自が図面から自由にコーディングしてよかったといえます。しかしいまは再利用も考慮にいれないといけないですし、プログラムで実現するべき機能も高度化してます。そうすると、設計者自信が「図面」をどこで分割するかを判断しコード化していくほうがいいということになります

「つめ将棋」程度なら一人で考える範疇ですが、高度で美しい棋譜のようなものを作りあげるには、プロ同士のコラボレーションが必要といえるのではないかといえます。小説でなくここであえて棋譜に近いと言っているのは、叡智を戦わせるという点においてプログラミングが工学だからといえるかもしれません。限られた時間と資源(ようは開発費なのですが)の中でよいものを作り上げるというのが重要です。対比としての文学は、創作者には無限の時間が与えられていますが採用されなければ日の目をみません。
最近はやりのオープンソースは、そういう点で文学といえると思います。

■ペアプログラミングの適用

さて、ペアプログラミングの効用を自分なりの解釈で書いてきましたが万能でないだろうと書いた最初の記述に戻ると、(1)(2)のようなプログラムというのは実は設計レベルでの仕様落とし込みのほうが影響力が強いため創作における自由度がすくなくペアになってやるほどではないと思うわけです。

追記:
とはいっても、年々高度化する要求仕様や技術者のスキル・モチベーション疲弊からいうとペアプログラミングの価値を認めてもいいのかなとも思います。

一方(3)(4)の世界は、設計レベルの重要さもさることながら作ることができるということ自体がイノベーションであり、それゆえプログラミングの創作性と効率性が必要でありそのためにはより高度な世界へ昇華させることができる方法論が必要といえるのではないかと思うわけです。

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2005/08/06

プロジェクタ(コンサルタントの小道具)

ついに、自前のプロジェクタをオークションで買いました。用途は仕事用でしてPLUS V-807 という小型タイプとしてはかなりメジャーなものです。

なぜ仕事用にプロジェクタを買わないといけないか?分かるかたには分かるかと思いますが、一応説明(釈明?)してみようかと思います。

■会議

自分のたずさわる仕事つまり客先常駐型プロジェクトにおいての会議は、だいたいにおいて次のとおりです。

(1)客先の会議室を予約
(2)プロジェクタ貸し出し予約
(3)ファシリテータが関係者に会議召集のメールをする。
(4)このときAgendaや関係資料を事前にメール添付する。

(5)会議が始まるとパワーポイント資料などをプロジェクタで投影
(6)ファシリテータが議事進行をつとめる
(7)議事録担当者が議事内容をPCやメモに記録する
(8)会議終了後、議事録がメールなりで回覧される。

極力クライアント側に負担がかからないようにという配慮や、仕事の中での役割というのもあり、ファシリテータや議事録作成はほとんどの場合コンサルティング会社側が行います。この中で(1)(2)の会議室やプロジェクタは通常お客さん資産であり、またそれをお借りするのが慣例です。この手の手配というのは面倒なもので(私だけ?)、誰かにお願いしたい気持ちに刈られます。

■会議室

(1)の会議室は代替しようにも、せいぜい近所の喫茶店とか、コンサルティング会社側の会議室というぐらいしか選択肢がありません。喫茶店というのはたまの気分転換ならばいいですがそのたびにコーヒー代とかが出て行くのは金銭的につらいですし、なにより重要事項を会話するには向いていないです。一方コンサルティング会社の会議室というのは、楽に座れる椅子があったり、2面のプロジェクタがあったり、ほどよい空調があったりとマチガイナク快適ではありますが、クライアントに「ご足労いただく」必要があり移動時間を考えるとちょっと遠慮してしまいます。クライアント側の人によっては、自社の会議室よりもそちらがいいと喜んでくれる人もいますがたいていの人は業務多忙なため「自分の席の近くで会議をやって」といいます。余談ですが、とある会社では、備えつけの小型冷蔵庫がありそこのドリンク(コーラやお茶)は自由に飲んでいいことになってます。会議室代としてチャッカリその部署にチャージされるみたいですが、ま、その部署の社員にしてみれば「人のお金」なのでそれほど気にしないのかもしれません。

■プロジェクタ

次の(2)ですが、プロジェクタも会議室に常備されていればよいのですが、たいていは予約がびっしりと埋まっていて「会議室は取れたけど、プロジェクトが取れなかったので今日は紙で資料を配布しますね。」というケースも多々あります。理想は1会議室に1プロジェクタというのが望ましいのですが、お客さん資産のことをとやかくいっても仕方ありません。さて、なぜそこまでプロジェクタにこだわるかというと、それをまさに説明してくれているWebページがありました。

現役コンサルタントによるワイルド・コンサルティング・エッセイ
第39号 即興セッション
http://www2.gol.com/users/gowild/essay/improvised%20session%2039.htm

コラジェクタ
http://www2.gol.com/users/gowild/framework/collajector.ppt

まさに、この通りなのです。
以前、参加したプロジェクトはまさにこんな感じでした。会議をリードする人、クライアント、まさに全員がジャズセッションをやっているようでした。さながら、プロジェクタに投影された白板はショーステージです。要件定義~設計フェーズでしたので、コンサル側から選択肢を提示しクライアント側の意思決定を仰ぐというやりとりは、音楽でいうと「こういうのどう?じゃ、こっちはこういうので」という掛け合いの感じです。

紙の配布資料とかはほとんど使いませんでした。製造業のお客さんですと社内でコスト削減活動をなさっていることもあります。また機密情報をベースに議論をするときもプロジェクタなら手元PCから投影すれば、その場限りの開示ですみます。(紙だとまるで入試問題やTOEIC試験のように回収の手間がかかります)こちら側もPCと体ひとつで転々と客先を移る渡り鳥のようなタイプですので物理的にかさばる紙は好まないです。PCにすべてのナレッジが詰まっているといっても過言ではないです。PC自体は十数万~数十万の品ですが、ナレッジ込みで考えると数百万(いやもっと高い?)に相当すると考えております。バイオリニストにとってのバイオリンのようなものです。

余談ですが、USBメモリというのも便利なツールです。会議においてAさんのPCで投影していてBさんが「自分がいい資料あるから見せてあげるよ」というとき、投影のためにBさんPCとプロジェクタをつなぐのではなく、Bさんの資料をメモリスティックを入れてAさんのPCに渡せば、あっという間です。人によっては、自分の発表する資料だけメモリスティックに入れて身軽に会議に参加する人も多いです。

このセクション、まとめにはいりましょう。

「ナレッジワーカー特にファシリテートを頻繁にする立場の人なら、プロジェクタを自前で持っておき常に即興コラボする準備をしておくべし

■で、おいくらなの?

オークション統計ページ(仮)
http://www.aucfan.com/

キーワードに「PLUS V-807」と入力、「落札市場」を選択してから検索してみてください。Yahooオークションでは5万円前後で落札されていることが分かります。ランプの使用済み時間はそれなりに重要です。製品仕様としては1000時間ぐらい持つようですので、仮に100時間使用済み品を5万円で買ったとすると単純計算、1時間55円(=\50000/900h)ということです。

「1時間あたり55円でコラボの小道具を自由に使える」ということです。このお値段安いと思うか、高いと思うかはあなた次第です。いろいろな人のご意見を聞きたいのでコメントいただけると幸いです。


<余談>
まったく話は違うのですが、こういう興味深い記事もありました。
プロジェクタの新たな可能性を見た気がしました。
3Dファクスの開発
「立体物をネットで簡単に送れないか」
http://www.atmarkit.co.jp/ad/ipa/mitou0507/pj01/3dfax.html


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2005/08/02

8月から回線速度がUPした

いま自宅で契約しているケーブルテレビ・インターネットが料金据え置きでスピードアップしてくれるとのこと。

http://www.ctn.jp/service/news/050729-8m.html

さて2Mから8Mにスピードアップしたというけど、実測でどれぐらい出ているのか興味がありいくつかのサイトで計測してみた。おおむね、下りで4Mbps上りは0.4Mbpsぐらい出ているようです。

ブロードバンドスピードテスト
http://www.bspeedtest.jp/
推定最大スループット: 4.5Mbps
* やたらとエロサイトへのリンクがべたべた貼ってあるページだが、一応信用できる実測値が出たといえよう。

BNRスピードテスト
http://www.musen-lan.com/speed/
下り:推定転送速度: 4691.577kbps(4.691Mbps) 586.4kB/sec
上り:462.16kbps (57.77kB/sec)

SPEED TEST
http://homepage2.nifty.com/oso/speedtest/
総平均速度(ビット/秒) = 4.004 M bps

ブロードバンドスピード測定サイト
http://bbfastweb1.systeminfinity.net/
下り通信速度 (ダウンロード・スピード) 4715 Kbps
上り通信速度 (アップロード・スピード) 470 Kbps

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2005/07/22

テクノラティ(ブログを対象にしたリアルタイム検索エンジン)

テクノラティ
http://www.technorati.jp/

難しい説明は抜きにして、まずはこの検索エンジンを使ってみるといいと思う。

ためしにこの記事がどれぐらい早く検索結果に登場するか試してみたい
(と、ここで記事を保存する。)

あとはテクラティの検索画面からこの記事がHITするのをまつ。。。
インスタントラーメンが出来上がるのよりも早いかも?
なんて期待をしつつ待つ。

いったんテレビに視線を写したあと、そろそろ出るかなと再度検索。
「おおおお、出たーーー」

こんな感じで表示されました。
technorati

さて気になる時間のほうですが。。

18分 前 (2005-07-22 23:14:47 JST)

と表示されてます。
BLOG登録の時刻が、23:07でした。
おそらく7分後の23:14にテクノラティに登録されその後18分後の
状態で自分が検索したということでしょう。関連記事にあったように
確かに平均7分程度で登録されているようです。
見事、実証できました!!

■関連記事
口コミならぬ最新のネットコミが分かる検索サービスが登場
http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/NC/NEWS/20050721/165081/index.shtml

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2005/07/13

IT業界と自動車産業 似たような構図

IT業界は建設・ゼネコン業にたとえられることが多いが、自分は自動車産業のたとえのほうがしっくりくるように思う。結論からいうとIT業界に属する会社は、早急に次の4種類のいずれにポジショニングしその中で存在感を示さないといけないということになる。

(1)自動車OEMに相当するぐらい夢を売れる会社、技術革新するモノの提供者
(2)有力部品会社(Tier1,Tier2)に相当するだけの技術力と信頼を勝ち得る会社
(3) ニッチで勝ち残る会社
(4)周辺産業または、摺り合わせでスタイルを訴求するマーケット志向の会社

順に話をするためにもまずは自動車産業の特徴をあげていこうと思う(あくまでこの論を説くうえで簡略にした記述であるので厳密性に欠くかもしれないが、本質からはそれほど外れていないと思っている)

◎企業構造

OEM
Tier1
Tier2
Tier3
...

これらをつなぐのは旧来でいうとケイレツ、いまでいうと技術革新・コスト削減・海外進出をともに進めるパートナーシップ。前述分類でいうと(1)(2)

◎顧客分類

大衆車(セダン、スポーツカー、RV、ボックスタイプなど)
輸送用車両(バス、タクシーなど)
運搬用・工事用車両(トラック、タンクローリなど)
警察用・消防用・救急用車両

うしろ3つは(3)のニッチ領域といえる。


◎多様なニーズに対する受け皿

レンタカー
中古車売買
ドレスアップ・改造支援など
整備用工具・備品などの販売(オートバックスなど)
高速道路の整備
カーナビなど
自動車保険
オートローン

これらは前述でいうと(4)に相当するといえる。

================================================

車は移動手段であるとともに、そのオーナーが楽しむ空間であり夢や希望を実現する道具でもある。
車という基本性能においては普遍的であるが、その使い方・楽しみ方はそのオーナーそれぞれ固有である。
いまここで、普遍的な部分と固有の部分にわけて所見を書いてみようと思う。

■普遍的な部分(車・メール・BLOGといったインフラ)

これはITのインターネットメールやWeb・BLOGが車そのものであるのと同じ。
つまりIT革命というのは、車が出現してある程度成熟するまでの革命と同じ。
自動車において規制・法規・標準などがあるのと同様に、IT業界にも同様のものがある。
それがデファクトスタンダートに代表されるもの。そこを抑えると基本的なスペックを抑えるとともに、今後の発展性の舵取りも握りやすくなる。
自動車業界でこの立ち位置にいるのはOEMであるトヨタ・GM・フォードなどと、
標準(たとえばカーナビなど)を決める関係者ぐらいか。

IT業界でいうと、製品においては、MicrosoftやLinuxの開発者、サービスにおいてはAmazonやGoogleといったところか。Microsoftの関心ごとはいまやゲーム機という未来のインフラか。
Intel はどちらかというと有力なTier1という言い方のほうがふさわしい。
IT業界の下請け構造を理解したうえで言うと、実力ある会社しかTier1,Tier2に残っていけない。
もちろん自動車業界は部品というモノ(実際はモジュール化された技術とかだが)を扱っているのに対してIT業界はプログラムであったりDB設計という人間の知恵を流通させているので単純な類推はできない。が、自動車業界と同様の選別は今後ますます激しくなるだろう。

ユーザーの視点にたってみると、車にしてもメールにしてもシンプルな機能という点では非常になじみやすい。だから特にたいそうな説明もなくすーーーとなじむことができる。それゆえメールやBLOGも急速に浸透したのだろう。そういう分かりやすさとそこから得られるリターンが巨大だったから革命であったのでり、IT革命というときはほとんどこちらを指していると思われる。

■拡大する固有の部分(ソリューション)

オーナーの思いを体言する道具としてのITは、いわば自動車の使い方・楽しみ方の世界にも通じる。それゆえソリューション営業という名のもと、ソリューションが重視される。御用聞きにもなりえるし、(日本好みでいうと)摺り合わせの気のきいた商品・サービスにもなる。高度な摺り合わせや顧客ニーズを吸い上げる市場である日本は「○○スタイル」という点で先駆者になりうる余地がある。つまりソリューションは軽視できない。ただし価格競争にさらされがちであることも事実である。
1990年後半から2000年前半のオープンシステムからWebシステムの勃興期にかけて、SI(システムインテグレーション)を標榜する会社が多くできたが、情報があまねくいきわたり情報交換も活発になってきたいま、インテグレーションする素材(実際のところは組織に蓄積された知や人材そのもの)の独自性を出しにくくなってきている

つまり『SI会社・冬の時代』だろう。もう二度と春は来ないようにも思える。SIというとき戦略立案からソリューションの提案まですべてを含めてだからまだまだニーズはあるのだという向きもあろうが、いまクライアントの関心ごとは、単純なお任せコースを望んでいるのではなく「ひとつひとつの値札を知ったうえでバンドルでもっと安くしてよ」ということ。
SI会社というのは、自動車でたとえていうとトヨタの車を買うときに、ホイールをちょっと替えたいけど純正のトヨタホイールからしか選べないのに似ている。もういまや情報がいきわたり、ユーザーが自前でフィットするパーツを安く調達できる世の中である。最終的にFit&Gapは業者にお願いするのかもしれないが、ユーザーとの接点はネットによってますます希釈化していっている。

自動車業界だと、いろいろな裾野が広がって使い方の選択肢も増えたわけだが、なぜITだと展開に苦労するのか?
結局のところ、自動車というモノに対して、システムはモノではないという所に帰結するのかもしれない。
しかし巨大なるIT企業、IBMの選択はモノとしてのPC部門を売却しコンサルティングという非モノの世界を目指しはじめた。(もちろん高度先端ITとしての革新を狙う”モノ”は相変わらずキープするのだろうが、モノから得る収益構造にメスを入れ始めた)

インフラになるほどに普遍化していくモノを追求していくMicrosoft、サービスとしての付加価値を追求するIBM、どちらが正しい選択かというよりはそれぞれが狙う層が異なるということだろう。

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2005/07/06

ビジネスプランニングは穴埋め問題と同じ

小学生ぐらいのとき算数でこんな穴埋め問題があったのを思い出すでしょうか?
社会人や大学生になったいまでも、スラスラと解けますか?
4つの穴のうちどこから手をつけるかが分かれば簡単ですよね

050_business_data

■ビジネス世界は穴埋め問題ばかり

私はビジネスの世界でもこの穴埋めと同じような世界があると思ってます。
特にビジネスプランニングでは日情茶飯事だと思います。

というのは、各事業体によって成功方程式は多少なりとも違いはあれ、ビジネスとしての公理はある程度共通にありそれを会得した人には解法の道筋が(すくなくとも会得していない人よりは)見えるからです。
例をあげていうと、今期は景気の影響で売上が伸びないと予想し利益を確実にとるためにも人件費や販促費などを削減させる方向に考えるとしても、大幅減では売上がそれに引きずられてはいけないのでそのさじ加減を考える。であったり、事業拡大を狙っての投資計画よりも支払利息の削減を目指して有利子負債を減らす方向に考えてまずは利益を確保しV字回復を狙うなどです。

穴埋め問題と似ていると思うのは、算数の式において加減剰余の決まりがあるように、企業の活動(会計やそれ以外のすべて)においても同様の決まりがあるということです。その”決まり”が分かっていれば「どこをどういじったときにどうなる」という類推が利くのです。

今回の穴埋め問題の例ですと
まず(c) は4を掛けて212になるものとして、を求めることができます。
次に(d)は縦の足し算において10繰上げでなる値としてのを求めることができます。
最後に(a)と(b)ですが上段の53(この3は(c)から来てます)をかけて318、212になるものとしてになることが分かります。

この問題を解くために必要になるのは

(X)加減剰余の基本(乗算は九九ですね)
(Y)類推力、論理組み立て力

ということです。
これをビジネスの世界にあてはめると次のようになるかと思われます。

(X)企業会計原則であったりMBAの各単元に相当
(Y)各企業に応じた経営課題の仮説設定力であったり論理の組み立て

算数の問題と同じように、ビジネスの世界でも両者がそろっていないと問題は解けないのだと思われます。
自社ではどうにもならない外部要因や、予測がかなり困難な領域(自然科学を相手にした研究開発など)もあるなかこの手の問題を100%解放するのは困難であるのは事実です。ただ困難ながらも極力精度の高い計画をたてて事業の舵取りをしていくのが経営者や参謀役の仕事といえます。

■事業計画

さて、事業計画を立てるうえで(X)は当然のように保有しているべきスキルとして、(Y)をどうやるか?自分は2通りあると思ってます。

まずひとつは、仮説検証型。愚直ですが、ある仮説のもとにある事象が起こる確率をだし、それを積み重ねていろいろなパターンに備えるというもの。ただ、このやり方は定性的ともいえますし、インターネットビジネスのような流れの速いビジネスには向いていなかったり、新規商品開発・人材開発というファクタが大きい業種でのぶれは大きいように思います。前出の穴埋め問題の場合、算術というある程度法則が決まっている世界でしたので、誰がやってもたいていは同じロジックで解を求めるのだと思っています。

もうひとつが、金融工学的にいうとモンテカルロ法的アプローチ。事業スキームをあるシミュレーションソフトを用いてモデル化しその中で複数の数字を替えながら最適解を求めるというもの。ある意味仮説検証型を定量的にしたものといえますが、事業スキームの収益構造が多変数に依存するならば効果的だと思います。バランスドスコアカードが本来狙うのもこちらの領域なのだと思っております。ただ、事業スキームをモデル化する手間隙が取られるのは難点といえます。経営者はロジックを紙に記すことはなくても頭の中では因果関係が見えていることは多いかと思います。それは一種の勘ピュータともいえますが、変化対応型のビジネスリーダーが求められる時代、つまりモデルそのものを変容させていくセンスとしての勘ピュータも”良し”となるのかもしれません。(金融工学でいうロケットサイエンチストのような人たちですかね)
逆に在庫削減や財務的な利益の捻出という目標がある場合、このモンテカルロ法的アプローチは有効かもしれません。企業体のモデルのinput(たとえば顧客の行動パターンとして客単価、客数、リピート率など)に乱数をいれていき、事業収益がある一定レベルをクリアするような事業運営上の変数(在庫回転率や販促費)を確率的にもとめていくという感じになるかと思います。

ちなみに、前出の穴埋め問題の場合はモンテカルロ法的アプローチというよりは、ニュートンラプソン法のほうがしっくりくるように思います。ただ、ここでいいたいのはビジネス世界でも近似解・収束解をコンピュータ的に求めるということができる可能性があるということです。

参考URL:
モンテカルロ法の例
http://www.auemath.aichi-edu.ac.jp/semi/iijima/1998/inagaki/pai/monte.htm

ニュートンラプソン法
http://computation.cside.com/math/math008.html

さて後者のシミュレーションソフトですが、もう少し時間が取れるようになったら本格的に触ってみたいと思っております。

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2005/07/03

ずいぶん長い契約です。。

こんな記事がありました。
このご時勢、7年間のアウトソーシング契約とはすごいものです。

アクセンチュア、7年間のアウトソーシング契約をエルピーダメモリと締結
http://www.accenture.com/xd/xd.asp?it=jpweb&xd=locations\japan\news\newsarchive\05.06\news_050621.xml


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2005/06/29

機密事項をのぞき見から守る「アイバリアー」:エレコム社

一緒に仕事をしている方と話をしていて、「のぞみ見防止フィルターってほしいけど結構高いですね」という話になりました。店頭で見る限り、1万円ちょっと超えるあたりで高止まりしている感があったのですが、せっかくだからとネットで安いところはないか調べてみました。

ちょうど自分のノートPCだとサイズは12.1inch
いろいろ見ていて税込み8925円のところを値引率39%で税込み5407円というのがありました。
ものはためしと衝動買いしてしまいました。オフィスの中での作業において脇から覗かれて困るようなことはそれほどないのですが、不用意に作業途中のドキュメントが見えるのもよろしくないかと思うので試してみます。


機密事項をのぞき見から守る「アイバリアー」:エレコム社
http://www.elecom.co.jp/news/200506/ef-pf/index.html

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2005/06/25

リーダーシップ論

*古典的・一般的アプローチ
*経営学・社会学・心理学のアプローチ
*政治学のアプローチ

マネジメント (業務管理的指導力)
リーダーシップ (先導的指導力)


Webからちょっとクリップ(古典から最近のトレンドまで)

■生産管理講座 リーダーシップ論
http://www1.harenet.ne.jp/~noriaki/link77-7.html
→R.R.ブレーク(Blake)とJ.S.ムートン(Mouton)の「マネジアル・グリッド(Managerial Grid)」
→三隅二不二氏の「PM理論」

■なぜ組織の中で人は他人に従うのか-リーダーシップ-
http://homepage1.nifty.com/aokik/2003/ko06.html
→シンボリック・マネージャー

■c3マネジメント理論(経営管理) 資料
http://www.nct9.ne.jp/s12/kic/c3si/c3si.html

■スタッフを育てるリーダーシップ
http://homepage1.nifty.com/shigeki-suwa/readership/
→状況対応論(Situatinal Leadership)

■リーダーシップ理論の変遷
http://www.works-i.com/article/db/wn38_6.html

■リーダーシップ論
http://slashdot.jp/journal.pl?op=display&id=129201&uid=4658

■マネジェリアル・グリッド
http://home.b08.itscom.net/helpman/BackNo/backs/1611122.htm

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2005/06/22

インターネットによる議決権行使(その2)

さて世間一般でインターネットによる議決権行使はどういう位置づけにあるのだろう?
ということでちょいと Yahoo検索してみた。

■インターネットでの議決権行使の割合
http://www.msapr.com/pdf/JCGReport_June03_Japanese.pdf

2月期決算で5月株主総会の高島屋、松坂屋においてインターネットでの議決権行使はそれぞれ0.4%,1%であったようである。これから開催される電機・IT業界における値がどうなるか興味深い。

■インターネットでの議決権行使のシステム
UFJ信託銀行は、PKIによる電子証明書と電子署名を採用しているようです。(日本ベリサインが発行局)
http://www.verisign.co.jp/mpki/resources/pdf/customers/ufjtrustbank.pdf

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インターネットによる議決権行使(その1)

今年はインターネットによる議決権行使が割とメジャーになってきているようで
当方が保有するとある会社においても案内がきていた。
株主総会に出席したいと思いつつ平日開催ということで断念しインターネットでの
議決権行使にトライしてみた。
まずは名義書換代理人である三菱信託銀行の専用サイトへアクセス
mtb-daiko1

その後、ログインIDとパスワードを入力しログイン。
ログインIDは案内に記載されていたものですが、これがかなり長い。(数えてみたら15桁。)
パスワードは案内に記載されていたものはあくまで仮パスワードであり、初回に変更を要求された。
mtb-daiko2


「次の画面へ」をクリックすると議決権行使の方法選択の画面になる。
「全ての議案に賛成」か「個別に賛否入力」するかの2択である。

mtb-daiko3


一応試しと思って両方をやってみた。(実際の議決権行使の結果は秘密です)
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mtb-daiko5

■余談
議決権は、インターネットのほうが郵送より優先され、インターネットで複数回行使された場合は最後に行われたものを有効とするようである。


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2005/06/21

新しい会社法よもやま。。

新しい会社法、LLP,LLC,最低資本金規制撤廃などいろいろ気になるところがありますが
マニアックでありながら気になること。「疑似外国法人」の扱い。

すでに専門家がBLOGで弁を展開なさってくれているので、まずはWatchから入ります。
しかし、この「疑似外国法人」の件は近い将来深い話になりそうです。

■法務の国のろじゃあ さんのBLOGから

大機小機が不気味・・・821 条問題(Jun 14 2005)
http://rogerlegaldepartment.cocolog-nifty.com/rogerlegal1/2005/06/__821___b6d3.html

弁護士事務所のセミナーに注目集まる・・・擬似外国会社問題 (Jun 14 2005)
http://rogerlegaldepartment.cocolog-nifty.com/rogerlegal1/2005/06/post_112a.html

新会社法案第821条(擬似外国会社)の件
http://rogerlegaldepartment.cocolog-nifty.com/rogerlegal1/2005/06/821_0207.html

新会社法で外資系証券が撤退?(Jun 07 2005)
http://rogerlegaldepartment.cocolog-nifty.com/rogerlegal1/2005/06/post_b6e5.html

■ふぉーりん・あとにーの憂鬱 BLOG

「擬似外国会社」規定と「レース」 (2) (Jun 11 2005)
http://www.ny47th.com/fallin_attorney/archives/2005/06/_2_2.html


「擬似外国会社」規定と「レース」 (1)  (Jun 09 2005)
http://www.ny47th.com/fallin_attorney/archives/2005/06/_1_2.html

■Temperamento Latino BLOG

改正商法/疑似外国会社規定の影響 (Jun 14 2005)
http://vosne-romanee.jugem.jp/?eid=95

■税務通信

会社法821条の疑似外国会社規定で波紋

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2005/06/20

IT Doesn't Matterは本当か?

表題は、日経コンピュータ2005年6月13日号の特集記事のタイトルである。
普通ならばイット ダズントマターなのだが、IT (Information Technology) ダズントマターと引っ掛けているのである。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/NC/TOKU1/20050606/1/

もともとは、Does IT Matter? Information Technology and the Corrosion of Competitive Advantageという本から問題提起なされている。なお、この本は2005年4月に日本で翻訳されて出版されている。(ITにお金を使うのは、もうおやめなさい

日経コンピュータは記事の中で、さまざまな事例をあげたり問題提起を投げかけることで読者に考えるキッカケを与えてくれている。その中で一番示唆ふかいのが次の一文である。

『こうした実情を踏まえると、米国で受け入れられたのと同様、日本でもIT Doesn't Matterが急浮上する可能性は高い。つまり、ユーザー企業はシステムを合理化の道具と割り切る。ITで先行するのではなく、他社に追随すれば十分。リスクをとったり、巨額の投資をするのは無謀、といった考え方だ。』

■ITは経営的に重要か否か?

まず「IT Doesn't Matter」であるか否かの話をしたい。利益を極大化するためには「売上の増大」と「コストの低減」が必要といえるが、コストの削減=合理化というならばITが適用されやすい領域はまさしく合理化だろう。

売上増大に貢献できる領域つまりマーケティングのような顧客接点の領域やマーケットインの製品開発の領域においてITの存在感はまだまだに思える。確かにITの代表格のひとつインターネットがもたらした効果は大きいが革新性がビジネスに直結するようなケースは少ないと思われる。ワントゥワンマーケッティングやクロスセリングをより戦略的に行えるようになったなどは革新的といえるだろうが、メールによる一斉配信といったのは手段が変わっただけといってもいいだろう。

一方、コスト削減としてのITの効果は非常に大きいと思われる。ERPも大規模なユーザー数や大量処理をサポートできるだけの技術があってこそのものであるし、複数システムをつなぐEAIやEDIなどもネットワークやコード変換技術のたまものであろう。ただし、ERPもEAIも「何かと何かをつないでいる」のであり、何かと何かはほとんどの場合社内リソースなのである。確かに企業間で合従連衡して情報流(サプライチェーンなど)をスムーズにしようという流れもあるがなんだかんだいっても一部のリソース結合であり(確かに戦略的かもしれないが)むしろコスト面からの発想のほうが強いのではないかと思われる。

参考:Information Topologyhttp://depeche.cocolog-nifty.com/scheme_sketch/2005/06/040_information.html

自分は「ITが売上伸張の期待にそえるケースが少なく合理化にこそその適正がある」と思っているが、「重要でない」と切り捨てるわけにはいかないと思っている。企業が成長するためには売上を伸ばすことも重要であるが、コスト削減も重要なことである。利益を積み上げないと次の成長戦略を描けない。重要でないと切り捨てる人がいるとしたら、それはコスト削減のために大きな貢献をしているITに対して理解が足りないか軽視している人ではなかろうか。全体を見渡して考えるならば「やっぱりITは重要である」といえるだろう。

■ITで先行すべきか否か?

次に「ITで先行べきか否か?」という話をしたい。私個人は、IT単体(つまり技術の最先端)だけならば先行する必要はないが、ITをミックスした戦略や戦術ならば先行するべきだと思う。ITをミックスした戦略や戦術は一昔前ビジネスモデル特許などという言葉がもてはやされたが、特許の効力はあくまで守るときだけであり本質的には戦略や戦術という経営の正攻法で攻めるものである。つまりITはただそれを構成する一部である。ではたとえば、経営とITが一体となったERPの導入やEAIなどによる既存システムの統合というのは果たしてどう判断するべきだろうか?過度な期待をすることなく、前述のようにコスト削減として評価するのならばROIを正しく導けるのではなかろうか。具体的には、業界のベンチマークを利用しながらコスト構造を評価したり、アウトソースなどコスト構造の改革を検討したりする。そこで捻出されてくるコストこそIT導入効果である。

これまでITの導入というとIT関係者主導で行われてきたため、ROIの測定がなされない、または大雑把な測定であったが、今後はより本質的な経営効率の観点からなされていくと推測する。つまりROIのInvestmentの領域はITベンダーの試算・見積もりが適用されることがあっても、Returnの領域はコンサルタントが測定するものになろう。(私もコンサルタントとしてお客様のReturnを常に意識しながら活動している次第である)

PS.

IT単体(技術の最先端)だけなら先行する必要はないと書いたが、この例外となるのは次の2つといえよう。

(1)特許で守られるべき基礎科学の領域
(2)売上に密接に関連するマーケティング領域に関連するIT
(たとえばアマゾンのリコメンデーションエンジンなど)



■関連資料
図1.IT投資の増加と生産性向上の相関関係(アメリカ) McKinsey & Company
http://www.mckinsey.co.jp/articles/2005/04/20050414.pdf



■関連BLOGサイト

[my記事] IT業界と自動車産業 似たような構図
http://depeche.cocolog-nifty.com/knowledgeyield/2005/07/it_3dcb.html

定期的にチェックするBLOGサイト「SAPインサイト by Furusawa 」記事にトラックバックしました。(2005/07/03追記)
http://d.hatena.ne.jp/furusawa2/20050627

BLOGサイト「arclamp」の記事にトラックバックしました。(2005/08/03追記)
http://www.arclamp.jp/blog/archives/000629.html

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2005/06/17

「知的資産経営報告書」

これからホットになるかもしれないキーワードのひとつをご紹介。

それは「知的資産経営報告書」です。

経済産業省の産業構造審議会・新成長政策部会、経営・知的資産小委員会
(フルネームだとえらい長いですね。。)が2005年6月10日に中間報告書(案)を公表しました。

中間報告書(案)
http://www.meti.go.jp/press/20050610004/keiei,chitekishisan-set.pdf

これまでの討議についてもインターネットに載っていたのでずっと注視してきたのですが、この手の議論には多面的な意見が飛び交ってて、結果としての中間報告書(案)もさることながらそのやりとり内容のほうが興味深いです。(有識者の貴重なご意見や統計資料は大変ありがたいです。)

ちょっと話がそれますが、自分が会社を作って独立しようと思ったときの原点のひとつは、コンサルティングという付加価値ビジネス領域で会社として(またそこで働く個人として)いかに成功するかでした。会社としては利益をあげて事業継続をしていかないといけないわけで、それこそ「知的資産をもとにいかにレバレッジを利かせられるか」が鍵でした。実際のところ会計上の資本金はゼロに近い額であり、それこそROAやROEを素直に算出するとすごく高い比率になります。で、それを素直に受け止めて評価できるかというとそうではないだろうという思いはありました。ではもう少し適正に表現する方法はないかという答えがこの知的資産経営報告書のようなものだと思ってます。(ちょっと言い過ぎの感もありますが)言葉を変えると、正しく自社を評価するなら、これまで培ってきた知識の集積度、取引先との関係性また評判(reputation)・ブランドこそが指標になるのだと思ってます。

つい最近東証マザーズに上場したドリームバイザードットコムという会社は、マネックスビーンズが初の主幹事をつとめたという点でも有名ですが、興味をひいたのは、たったの5人の会社なのにきちんと売上をたてて上場までたどり着いたという事実です。もちろん社員以外の臨時従業員の方々もおられるのだとは思いますが会社としてのコアはその5人とそれを取り巻く様々なものであり、そういう諸々も含めたうえで上場に値する会社として評価されたのだと思います。
業種としては金融情報サービス業なので少人数でもできるビジネスモデルから、引き合いに出すほどではないという方がおられるかもしれません。ただ、そういう会社が上場してそれなりに高い初値(公募価格の2.6倍)をつけるというのは市場が適正に評価するなんらかの尺度をもってきたという表れと思いました


さて話を戻すとして表題の「知的資産経営報告書」に関して、本当は内容をかいつまんで紹介したいところですが私個人の恣意性の入ったメッセージになってしまうのもよろしくないので、ポインタとしていくつかのURLをご紹介しておきます。

産業構造審議会・議事要旨
http://www.meti.go.jp/policy/economic_industrial/committee/gizi_0000001.html

「知的資産・経営報告書」による情報開示を促進http://chizai.nikkeibp.co.jp/chizai/gov/20050606.html


次のキーワードに興味あるかたはぜひ一読いただければと。

知的資産 (intellectual assets)
知的資本 (intellectual capital)
知的財産(知財)intellectual property
無形資産 (intangible assets)
intangibles

価値創造
企業価値

バランススコアカード
経営指標
経営情報
内部統制

IR(インベスターリレーションズ)
ステークホルダー
ブランド価値
CSR (企業の社会的責任)
レピュテーション reputation (評判)
すりあわせ

参考までにネット上のBLOGではすでにいろいろ議論が出ているようです。

http://koh.cocolog-nifty.com/blog/2005/06/post_e88d.html

http://www.ny47th.com/fallin_attorney/archives/2005/06/post_29.html

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2005/06/07

東洋ビジネスエンジ、基幹システム(Oracle EBS)再構築でトラブル

2005年6月7日、日経新聞を読んでいると小さい記事だが
目に飛び込んできたのが表題の件。

東洋ビジネスエンジ、システム・トラブルで訴えられる
http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/NC/NEWS/20050606/162193/

基幹系再構築でというと、SAP R/3 かなーーと思いつつ
ネットで調べていくと Oracle EBSの様子。
具体的な契約内容や、訴状内容が見えてない状態なので
なんともいえないが、「損害賠償金額として9億3400万円を請求」
というのはそれなりにインパクトのある訴訟と思われる。

今後の動向をウォッチしておきたい。

関連記事:
東洋ビジネスエンジが業績予想を下方修正、得意の医薬分野で“新規ユーザー”開拓に苦戦
http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/WAT/NEWS/20050225/1/

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2005/05/21

モスフードサービスの情報システム(その2)

前回、モスフードサービスの情報システムと自分との係わり合いを少し書かせていただきました。技術の移り変わりについて3点リストアップしましたが、今回はそれぞれについて当時の思い出話を織り交ぜながら書いていきます。

<事例紹介>モスフードサービス 
http://premium.nikkeibp.co.jp/retail/case/09/

(1) 請求書・納品書が紙からインターネットへ

当時、フランチャイズのオーナー向けには毎月のように
請求書や納品書を高速プリンターで印刷し(その数1万頁以上)
社員やバイトの人が人海戦術で封筒に詰めてました。事例紹介にも
ありますが、案内のお知らせなど一緒に詰める書類がいくつか
あったので、自動封印機とでもいうのでしょうかプリンターメーカー
が提供するものでは要件は満たせなかったのです。
それがいまやインターネットですべて済んでいるというのは驚きです。
当時から請求書明細をインターネットで開示するというコンセプトは
ありましたが全廃するという踏ん切りまではついていませんでした。
時代の流れという感じでしょうか。

(2) クライアントサーバー(C/S)システムからWebやJavaシステムへ

文字通りの話ですし、時代の流れとしては必然だと思います。
表面上のテクノロジーは変わりましたが裏で動かしている
テクノロジーの難易度は変わっていないと思ってます。
C/Sのテクノロジーといってももう今のエンジニアはぴんと
こないかもしれませんね。通信制御ソフトにCICSというホストの名残の
ようなソフトがありました。そのCICSを介して画面PGM(SQL-Windows)
とデータベースが通信していたという仕組みです。いまのWebシステム
はCICSの部分をWAS(WebApplicationServer)が担っているわけです。
C/Sシステムの全盛時代には2層か3層かという議論がありましたが
いまではそういう次元の議論が成り立たないぐらいWebによる
サーバー主体アプリになりました。

さてテクノロジーは変わりましたが、ユーザー側において一番大きな
変化といえるのは、アプリケーションの配布が楽になったことだと思います。
こればかりは違いを経験したことでないとわかりにくいかもしれません。
当時でもそれなりにソフト配布機能をもつ管理ツールがありましたが
そもそも「そういうのを考えないといけない」という苦労がなくなったのは
大きな改善だと思います。


(3) ISDNなどから通信速度のよい常時接続環境へ移行

これについては言うまでもないかと。日常的なコミュニケーション効率の
向上もさることながら、SCM(サプライチャーン)の観点からも大いに貢献
していると思います。

当時自分が担当していたのはSCMのまさに中核部分を
作っていた感じでした。将来需要も加味した適正在庫や発注勧告リストの作成、
効率的な倉庫間振替といった具合です。商品としては一番配送頻度が多い
バンズ(いわゆるパンの部分)から、鮮度管理が重要な野菜・チルド品・冷凍品、
ボトラーの体制を意識した飲料調達などそれなりに個性的なものでした。
ま、世間一般なみの在庫管理・配送管理をやっていたと思います。ただ、
細かくいろいろ計算しそれはそれで意義があるのですが最後「発注単位への
まるめ」とかをかませるとなんか通り一遍の数字になったようで「うーーーん、これぐらいが
システムでできることなのかな。。。」と思ったものです。

さて、ここからが言いたいこと。
SCMという意味では仕組みはそれほど変わっていないと思うのですが
効率のよいネットワークができてコミュニケーションの質が向上したと思います。
社員同士のお互いの細かい情報交換が活発になり、適切な在庫の量の議論や
商品の融通などが可能になったはずだと思います。そういうソフトなSCMという
のは、鮮度や品質が重要なフードサービスのサプライチェーンでは重要だと
と思っております。

--------------------------------------------------
さて話をかえるとして、ちょっと気になる技術ということで
SEIL(ザイル)というデータウェアハウスツールについて触れてみたいと
思います。自分はモスフードサービス担当時代にはこの製品を
扱わなかったのですが、その後別のところで使おうかどうか検討したことが
あります。果たして、モスフードサービスにおいてSEILがどう使われているのか
というのは非常に気になるところです。

株式会社 スマーツジャパン
http://www.smarts.co.jp/


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モスフードサービスの情報システム(その1)

懐かしい顔ぶれ(永井さん木村さん)がWebに載っていたので
ちょっとCLIP感覚で記事を書いてみます。

<事例紹介>モスフードサービス 
http://premium.nikkeibp.co.jp/retail/case/09/

自分はいまでこそSAPビジネスをプロジェクト単位でやっておりますが
昔は手作り感覚いっぱいのオープンシステム開発をやっておりました。
具体的にいうと、モスフードサービスの情報システムを開発から運用まで
一切がっさいのことをやっておりました。ちょうど1996年から2000年まで
モスフード担当でしたので次のようなイベントの当事者でした。
SCM(サプライチェーンシステム)という観点からいうと中核部分の構築
という前半戦に参加したことになります。一番責任ある立場をまかされた
倉庫用のシステム「MARIANA」は地域ごとの段階的導入でしたので
あしかけ1年かけて、終了したときは感無量でした。(紹介記事)。
ちなみに「MARIANA」開発元は株式会社シーネットさまです。
(株式会社シーネットhttp://www.cross-docking.com/


1997年04月 ADMSをベースに「GENESIS(ジェネシス)」稼働
1999年07月 POSシステムを「P4」に刷新
2000年04月 倉庫用のシステム「MARIANA(マリアナ)」稼働

永井さん、木村さんという方々がこの事例紹介では出てきますが
当時とそれほど変わらず元気そうでなによりです。いろいろ大変だった
出来事を思い出してはただただ郷愁に浸りたい気持ちもありますがそれはさておき
技術の移り変わりを振り返りたいと思います。

現時点のシステムについてはこの事例紹介から読み取れる
情報しかないのですが、当時からみて大きな変化をあげるとしたら
次の3点かと思います。

(1) 請求書・納品書が紙からインターネットへ
(2) クライアントサーバーシステムからWebやJavaシステムへ
(3) ISDNなどから通信速度のよい常時接続環境へ移行

いずれも技術革新のおかげですが、コミュニケーションの品質
(スピードや濃密さ)という点で経営的なインパクトは非常に大きいと思います。
ひとつひとつ懐かしい思い出話を交えながらコメントいたします。

(続く)

PS
モスフードサービス 執行役員 商品本部長・堀田さまには当時大変お世話になりました。
株式会社シーネットさまの新製品発表会のページで映像配信中でしたので
拝見しました。せっかくなのでLink
http://www.cross-docking.com/cxhimalayas.html

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2005/05/10

失敗から学ぶ!(その1:イントロ)

スカイパーフェクTVの757chは非常にためになる番組で
そのほとんどの特集は経営に関するものである。その中で技術系ということで
かなり毛色が違うが、いま関心をもつべき特集をひとつ取り上げようと思う。

BPUテーマ別 失敗学のすすめ 全5回http://www.bbt757.com/asp/bbt_subject.asp?SBJ_ID=507

技術立国・安全大国という枕詞がすっかり危うくなった日本において
復権するためにも適切な技術トランスファーや管理体制のみなおしが必要と
いえるが、従来と同じやり方では機能しないといえる。それは人の問題
(モラルハザードや労働人口のアンバランス)に起因していたり
技術難易度や複雑度が増えたことも背景にあるからである。

失敗学という場合、通常人命に関わるものや陸運や海運など事故にまつわるものを中心に
すえるのが学問的に正しいのかもしれない。しかしいま日本の産業構造を
考える場合、従来からある分野だけでなく医療機器、半導体チップの誤作動
情報システムの暴走なども取り上げるほうがいいのではないかと考える

畑村 洋太郎 氏が主催する「JST失敗知識データベース」が 2005年3月から
一般公開されているが、そこに収集されているのは従来型の失敗学である。
今後、情報システムや電子制御機器における半導体チップの暴走なども
取り上げていくよう期待したいし、自分自身もなんらかの形で貢献できれば幸いである。

JST失敗知識データベース
http://shippai.jst.go.jp/

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2005/04/28

中小企業白書 2005年版

「ドミナントデザイン」という言葉を調べていたところとあるブログにいきつきました。そのあと中小企業白書 2002年版 にいきつき、ついでにーとURLをいろいろ変えて
みたところ2005年版もありました。いろいろ図表があって、資料として役立ちそうです。
せっかくなのでURLリンクしておきます。

中小企業白書 2005年版
http://www.chusho.meti.go.jp/hakusyo/h17/hakusho/index.html

2002年版~2004年版
http://www.meti.go.jp/hakusho/chusyo/H14/
http://www.meti.go.jp/hakusho/chusyo/H15/
http://www.meti.go.jp/hakusho/chusyo/H16/

新規産業の参入ブームの突然の終焉-シェイク・アウトという現象
http://www.meti.go.jp/hakusho/chusyo/H14/02-03-01-c6.html

(注) http://www.meti.go.jp には公式にオープンになっているページ以外に
結構使える情報の宝庫のようである。そういうお宝ページを見つけると
うれしいものです。

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2005/04/22

画像付き検索ポータルサイト

一目瞭然検索エンジン
http://www.marsflag.com/

これ、なかなか斬新なこころみです。
インターネットで取り扱いがむずかしかった以下の問題を
どうクリアしていくかが見ものです。

* 有害サイト(ポルノ、犯罪、非モラルな内容など)の表示
* 肖像権・著作権など権利関係

あと個人的な興味ですが、下記がどうクリアされるかも
気になるところです。なにはともあれ、まだβ版なので
完成版を見れる日が来るのが楽しみです。

* FLASHなど動画があるページがどう表現されるのか?

ちなみに会社情報を見ると主要株主は、株式会社プロトコーポレーション
のようです。その広報資料も載せておきます。
http://www.proto-g.co.jp/IR/news/release20050309.html

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2005/04/19

ITサービス産業の2万社の殆どが下請け。。。

先達に学ぶことは多いなーと思うページです。。
経験と洞察力に敬意を払うとともに、失敗談に対しては同じような轍を踏まないよう
自戒したいと思います。

戸波隆の「ITコーディネータからの手紙」

nikkei_venture
第41回 下請けIT産業に未来はあるのか?






関連サイト:
労働分配率、「納得できる賃金」

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